
いきなりですが、お店を出すという場面において、簡易的には以下のような構図になることがほとんどです。
<オーナー側>
オーナー
管理会社
オーナー専属の工事業者
↕︎
<出店者側>
出店者
不動産仲介会社
内装工事業者
融資、補助金機関
上記のように様々な人物が登場するプロジェクトになるにも関わらず、全体の取りまとめ役がいないことがしばしば見受けられるよね、というのが本記事のテーマ。実体的には、管理会社と不動産仲介会社が連携してその役割を担うわけですが、不動産以外の専門性に乏しいことで「指揮者」というには頼りなく、あくまで「伝達屋さん」という印象に留まりがちです。
仮にでも、起こりうるリスクなどを自身(管理会社、仲介会社)が把握できていないことで、本来事前にケアできたはずの問題が取り返しのつかないフェーズまで進行してしまい、開店スケジュールの遅延や想定外のコスト発生も起こりえます。
本来は調整力を一つの武器にしているはずの不動産業者ですが、スケジュールがシビアかつ専門性が求められる店舗づくりにおいて、「できれば指揮者としての責任は負いたくない」というのが本音でしょう。また「仲介手数料のみが利益という枠組みにおいてそこまでの労力をかけられない」という事情もあるかもしれません。だからこそ、出店者手配の内装業者やオーナー専属の工事業者など、本来は密に連携をとるべき相手であっても消極的な関わり合いに留まってしまったり、最悪の場合、「内装屋さんは内装屋さんで勝手にやって」みたいな状況になることもあります。(もちろん、すべての不動産仲介さんがそうであるということではありませんので悪しからず)
一方、福岡出店計画には、冒頭でご紹介した自社スタッフはもちろん、パートナーとして連携している行政書士がいることもあり、不動産・建築・法令・資金調達などの横断的に知識共有できる体制があります。工事をしてくれる職人も直接取引していますから、設計や現場管理のスタッフが気付けなかった落とし穴があったとしても、職人からの早めのフィードバックで気づくことができたりetc…
福岡出店計画の場合も、不動産担当者がお客様の窓口となり全体の指揮役を担いますが、その裏で他専門スタッフと密に連携していることが肝なのです。
なお、ここまで色々と語っておいてなんですが、結局、お店づくりにおいてトラブルはつきものだったりします。いくら注意して調査・計画したとしてもイレギュラーが起きる時には起きてしまうので、冷静に最低限のダメージで凌げる体制が整っているかどうかということの方が大切なのかもしれないです。そして皮肉にも、そんな時こそ、弊社ワンストップ型のメリットを最も感じてもらえるかもしれない?!とも思ったり。(出店が迫っているのに、業社同士、罪のなすりつけあいをしてる暇はないですものね・・・)